RB_Studio 開発記録 2026-05-15
本記事は、旧PRボードを現代版のランキング・口コミ投稿ツールとして再構築している RankBoard Studio(略称: RB_Studio)の開発記録です。この記事は今後の更新履歴を追記していくための基準記事として使います。
1. 現在の到達点
- 現在の実装版:
0.2.7-admin-email-2fa - ツール名:
RankBoard Studio - 略称:
RB_Studio - 性質: WordPressプラグインではなく、サイトへ設置する独立型のランキングボード
- 公開URL設計:
/ja/、/en/などの言語別URL - 管理URL設計:
/admin/配下へ分離
2. 開発方針
旧PRボードは「紹介・ランキング・口コミ」を扱うための実用ツールとして使われていた。今回の再構築では、単なる見た目の刷新ではなく、次の運用条件を満たす本番設置向けツールに作り直している。
- 公開ページと管理ページを明確に分ける。
- サイト名は設置先ごとに変更でき、ツール名とは分離する。
- 第一優先言語を設定し、その言語で記事を追加できる。
- ランキング記事は公開と同時に、設定済みの全言語ページへ展開する。
- 他言語ページに原文や別言語の記事が混ざらないようにする。
- 会員投稿、承認制、投稿回数制限を管理できるようにする。
- 本番運用に必要なSEO設定、画像設定、管理ログイン保護を持たせる。
3. バージョン履歴
| Version | 主な目的 | 追加・変更内容 | 状態 |
|---|---|---|---|
0.1.x |
旧PRボードの現代版として初期再構築 | ランキング一覧、詳細表示、口コミ、タグ検索、ローカルデータ構造の土台を作成。 | 試作段階。公開・管理・本番保存の分離はまだ弱い。 |
0.2.0-multilingual-ranking |
多言語ランキング設計の導入 | 第一優先言語、言語別トップ、言語別ランキング記事、公開時の全言語記事生成、翻訳なしフォールバック禁止、診断表示を追加。 | 多言語サイトとしての基本方針が固まった版。 |
0.2.5-production-admin-member |
本番運用向けの画面分離と会員投稿 | ツール名を RankBoard Studio、略称を RB_Studio に変更。公開モードと管理モードを分離し、/admin/ 配下で管理する構成に変更。会員登録、会員ログイン、掲載依頼、口コミ投稿、承認待ちフロー、会員別投稿制限を追加。 |
「管理者だけが触るツール」から「会員投稿を受けられるサイト基盤」へ拡張した版。 |
0.2.6-brand-seo-media |
設置先サイトごとのブランド・SEO設定 | 公開サイト名、SEOタイトル、キャッチフレーズ、ディスクリプション、サイトロゴ、ファビコン、ヘッダー画像、背景画像を管理画面で設定できるようにした。画像は uploads/ に保存する設計にした。 |
ツール名と公開サイト名を分離し、複数サイトへの設置を想定できる状態。 |
0.2.7-admin-email-2fa |
管理画面の不正ログイン対策 | 管理ID・パスワード認証の後、登録メールアドレスへ6桁の認証コードを送る二重認証を追加。認証コードは10分有効、入力失敗は5回まで。管理セッションCookieも HttpOnly、SameSite=Lax、HTTPS時は Secure になるように調整。 |
管理ログイン保護を強化した現行版。 |
4. 現行版の主な機能
- 言語別トップページ:
/ja/、/en/など。 - 言語別ランキングページ:
/ja/ranking/、/en/ranking/など。 - 全言語展開: 第一優先言語で登録したランキング記事を、公開時に設定済み全言語へ展開。
- 言語混在防止: 翻訳データが欠けている記事や別言語本文を、他言語ページへ出さない設計。
- 会員登録: 登録メール宛にログインIDと仮パスワードを送信。
- 会員投稿: 会員だけが掲載依頼・口コミ投稿を行える。
- 承認制: 会員投稿は管理画面で承認してから公開。
- 投稿抑制: 全体・個別の投稿回数制限、連続投稿間隔、会員停止を管理。
- サイト設定: サイトタイトル、SEOタイトル、説明文、ロゴ、ファビコン、ヘッダー画像、背景画像を管理。
- Googleインデックス設定: 公開側のインデックス許可を管理画面で切り替え。
- 管理二重認証: 管理者メール宛の認証コードで管理ログインを保護。
5. 重要な設計メモ
RB_Studio はWordPressプラグインではない。設置先サーバーにファイル一式を置いて動かす独立型ツールとして設計している。公開表示は静的HTMLに近い構成でも動くが、管理ログイン、会員登録、メール送信、投稿保存、画像アップロードにはPHPが必要になる。
多言語対応では「全言語」という要望を受け、設定欄に存在するすべての言語を記事生成対象にしている。ただし、現行の翻訳生成はローカル安全寄りの自動生成であり、自然な翻訳品質を本格的に求める段階では、外部翻訳APIまたはサーバー側翻訳処理へ差し替える前提がある。
6. 次に見るべき確認項目
- 本番サーバー上で
data.json、storage/、uploads/にPHPが書き込めるか。 - 会員登録メール、仮パスワードメール、管理二重認証メールがサーバーから送れるか。
- 公開URL
/ja/、/en/、管理URL/admin/のリライトが期待通り動くか。 - Googleインデックス許可をONにした時、公開ページだけがインデックス対象になるか。
- 日本語で追加したランキング記事が、承認・公開後に全言語ページへ出るか。
- 英語ページなどに日本語原文が混ざらないか。
7. 現時点の結論
RB_Studio は、旧PRボードの単純復元ではなく、ランキング記事、口コミ、会員投稿、承認制、多言語トップ、SEO・画像設定、管理二重認証を持つ本番設置型ツールとして再構築中である。現在は 0.2.7-admin-email-2fa を基準版とし、次の作業では本番サーバー上でのメール送信、保存権限、公開URLの確認を優先する。